ファスティングで 〇kgダイエット!

こんにちは。仕事では「片付け部長」、プライベートでは「片付けパパ」として「思考の整理・片付け」を研究・実践している大村信夫です。

暑い日が続きますね、皆さん体調など崩されていませんか?

さて、私は10日間(そのうち5日間は完全に固形物を取らない)「ファスティング」に挑戦しました。その結果について報告します。

 

そもそも「ファスティング」とは?

「ファスティング」とは、簡単に言えば「断食」です。

断食というと、成田山の「断食修行」などが有名ですが、断食には過酷な修行のイメージがあるかもしれません。何か境地に辿りつくという感覚ですかね。

でも私が取り組んだ目的は、何かの境地に辿りつきたい、という精神的なことではなく、健康のためです。そして昨年ダイエットに成功しましたが、実はリバウンドしてしまったこともあり(笑)、しっかりと食生活から見直したいと思っていました。

またファスティングはダイエットにもなりますが、あくまでもそれは副産物であり、本来は健康な体を取り戻すこと(体質改善)が目的です。そのためヨーロッパでは、断食に医療保険も適応される国もあるそうです。

断食をすることで、胃や腸などの内臓機能を休め長年体内に蓄積された有害な添加物、農薬などが排出される、本来持っている免疫・修復機能を取り戻すことができます。また、そのおかげで病気の予防と改善、そして血液や血管もきれいになるそうです。

「体は食べ物からできている」のは事実です。断食をしなくても食生活を変えれば良いかとも考えました。でも、一度体内をきれいにした方が、より効果が期待できます。

例えばお風呂掃除の場合は、浴槽から水を一旦抜かないと、浴槽をしっかりと掃除できないのと同じですね。

これは片付けも同じで、まずは一旦全て出すことが重要なのです。

 

ファスティングの準備

ファスティングと言っても、いきなり断食をするわけではありません。

まずは毎日の食事を変えるところからはじめます。通常はファスティングの開始2日間を費やすのですが、特に準備するものはありませんでしたので、私は1ヵ月前から実践しました。

具体的には食生活に気をつけ、毎日運動(私の場合は3~5キロのマラソン)をしました。

ここでは食生活について皆さんにもすぐに実践できることを3つご紹介します。

その1)食事は“マゴワヤサシイ”

食事は“マゴワヤサシイ”つまり、「マ(豆類)」「ゴ(ゴマ)」「ワ(わかめなど海藻類)」「ヤ(野菜)」「サ(魚)」「シ(シイタケなどキノコ類)」「イ(イモ類)」を心がけると良いそうです。これは純粋な和食ですね、日本人が健康で長生きだった秘訣はここにあるんだと思います。

(上記は実際の私の食事例です)

 

その2)よく噛む

食事の際には、流し込むように食べるのではなく、口に含んだら30回以上噛むことを心がけてください。

噛めば噛むほど唾液(消化酵素)が出ます。なるべくその時に消化を促進するのです。そもそも胃や腸は、食べたものをお粥状にすることが仕事です。なので、噛まないで飲み込んでしまうとずっと胃や腸が働き続けることになり、休ませられないからです。

ちなみに30回数を数えるのが大変ですよね。そんな時に教えてもらった便利な方法ですが、食べ物を噛んでいくと、舌の後ろの方に食べ物が移動してきます。それをまた舌の前の方にもってきてまた噛む、これを3回繰り返すと意識すると良いでしょう。

 

その3)食べ過ぎない

我々はカロリーを摂取しがちです。確かに「食べない」「食べられない」は、そもそも人間の根本的な恐怖であり、それが太古の時代からDNAに染みついていることもあり、食べられる時に食べてしまいがちです。そして今はコンビニなどの普及でいつでもどこでも手軽に食べられる環境にあります。しかしながら腹七分目という言葉があるとおり、あまりの過剰摂取で胃腸が休まらないとなっては本末顚倒ですね。

これら3つは、すぐにできますし実践すれば十分効果がでます。

ファスティングまで踏み切れない方にも、日ごろの食生活を変えるだけでずいぶんと体内環境は改善できますのでおススメです。

 

ファスティングの開始(完全絶食5日間の過ごし方)

さて「マゴワヤサシイ」を中心とした準備食を経て、実際に5日間の完全断食をします。

この期間に摂取するのはこちらです。

左:酵素ドリンク  右:サプリ関係

「酵素ドリンク」は、約60種類のハーブや野菜、果物を、乳酸菌や酵母などで発酵させたものです。

ドリンクのサイズは1本720mlで、これを一日3回、80mlを6倍に希釈してチビチビと飲みます。
この1本で3日分となりますが、高級ワインほどの値段です・・・

しかし驚いたのですが、この酵素ドリンクを飲んでいると、空腹感を感じないのです!
断食中は食べ物が食べたくて、夢にまで出てしまうと聞いたことがありますが、私には全くありませんでした。

それは酵素ドリンクによる良質な栄養・糖分を得られたことが空腹を感じなかった理由だと思います。

他にファスティング中に留意したのは

・適度な運動(但し、激しい運動は避ける)
・コンビニへの出入り(どうしてもスイーツなどの誘惑が多い)
・成功イメージをもつ(ファスティングを終えて体の器官や細胞がリフレッシュしたイメージ)

です。

他にもファスティングによって、人によっては頭痛や強い眠気が起きるそうでしたが、私にはそれはありませんでした。その代わりに、少し大きめの口内炎ができてしまいましたが、これは体内のデトックスが進んでいる証拠なんだそうです。

またファスティングは指導者の指示に従いました。
例えば体調に変化がないか、体重や排尿のタイミングや回数、そして気持ちの変化などをメッセンジャーでやりとりし、それに対するフィードバックを貰うのです。時には苦しいときもあり、大いに助けられました。

ファスティングの結果

分かりやすい数値でいうと体重ですね。

ファスティングの準備段階として1ヵ月間に、食生活を見直しました。これだけで

開始 6月10日 78.0㎏

終了 7月10日 74.0㎏

本格的な断食前の1ヵ月で体重は既に4キロ落ちていたのです。

そこから開始した10日間のファスティングでは、

開始 7月11日 74.0㎏

終了 7月21日 69.2㎏

なんとファスティング期間中の10日で体重が4.8kg落ちました!

78キロから69.2キロと、なんと40日間で約8.8キロ落ちたのです。

↑ 恥ずかしいのですが、見た目もスッキリとしていませんか?

 

ファスティングで得られたもの

おかげさまで、人生初となるファスティングを無事に終わらせることができました。

ファスティングを通して、確かに体内環境の改善とダイエットができました。

ただしこれは結果の一つであり、もっとも手に入れたのは、食事に対する意識や主導権を持てたこと、「食生活に対する意識を変える」ことだったと思います。

まずは「食事を抜いたら大変なことになる」「一日三食必ず食べる」という思い込みを捨てることができました。

また、コンビニなどで美味しそうなものがあっても、これは頭が欲している偽りの食欲なのか、それとも身体が本当に欲しているものなのかを区別できるようになりました。

以前はチョコレートが目に入ると、ついつい手が伸びて… でしたが、それもなくなりました。

振り返ってみれば今までは、食べ物によって私がコントロールされ、翻弄されてきましたが、今では主従が逆になった気分です。
私が、本当に身体の欲している分だけの食べ物を意識して選べるようになったのです。

まさにこれは片付けと同じで、モノによって振り回されるのではなく、本来の自分の意志でモノを選び使えるようになったのです。

これからも年に一度など決めて、ファスティングを続けたいと思います、

皆さんも体の片付けとなるファスティングに挑戦してみてはいかがでしょうか。

お読みいただきまして、ありがとうございました。


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