ポジティブ思考のためのエクササイズ(その1)

皆さん、こんにちは。

会社では「片付け部長」、プライベートでは「片付けパパ」として「思考の整理・片付け」を研究・実践している大村信夫です。

本当に暑い日が続きますね、皆さん体調など崩されていませんか?

さて先日、ポジティブ心理学創始者であるマーティン・セリグマン博士の講演に参加しました。

(セリグマン博士)

ポジティブ心理学とは?

皆さんは、ポジティブ心理学をご存知ですか?

ポジティブ心理学とは、ネガティブな状態の人をフラットなレベルまで引き上げる従来の心理学に対して、フラットな状態の人がより幸せになるためのアプローチを研究する心理学です。

セリグマン博士の講演では

・学習性無力感

・PERMA

・ウェルビーイング

・レジリエンス

・フロー

などの話がありました。

これらは博士の動画や記事などをネットで検索いただければ詳しく書いてありますので、ぜひそちらを参考にしてください。

ポジティブ思考のためのエクササイズ

講演の終盤に博士は、ポジティブ思考のためのエクササイズを教えてくれました。私も実践していて、確かに効果があると思いましたのでご紹介します。

 それは

「TGT(Three Good Things)」

と言われているものです。

具体的には

「寝る前に、その日にうまくいったこと(嬉しかったこと、楽しかったことでもOK)を、3つ書き出す」

これによって

「睡眠の質が良くなり、幸福度があがり、半年後には鬱にもなりにくくなる」

さらにこれは「楽しいので続けられる」というお話でした。

 

実は私も数年前にコーチから教えてもらい、同じことを実践しています。

毎晩寝る前に「その日に起きた嬉しかったこと」を3つ書くのですが、その3つはなんでも良いのです。

「〇〇の企画が無事に承認され、上司から褒めてもらえた」

ということでもよいし、

「道端に咲いていた花がきれいだった」

「今日も美味しいごはんを食べられた」

など、些細なことでも良いのです。

そして私は、この3つの嬉しかったことに追加して

「その日に会った、感謝したい人を5~10人、頭に思い浮かべ「ありがとう」と唱える」

ということをしています。

「そんな感謝したい人なんて10人もいないよ」と思われたかも知れませんが、どんなことでも良いのです。

例えば

「コンビニのレジは混んでいたけど、店員さんの笑顔が良くて、とても良い気持ちになった、ありがとう!」

ということでもよいし、

「上司から〇〇について注意されてしまった、でも人を注意するのはエネルギーを使う、上司は私の成長を期待して注意をしてくれたんだ、ありがとうございます!」

ということでもよいですね。一見マイナスに思えるようなことでも、プラスの側面をあえて見つけることで、同じ事象でもポジティブに捉えなおすことができます。

もう数年も続けている“寝る前の儀式”ですが、確かにネガティブな思考になりにくくなった気がします。

このように、日常の出来事から良いと思えることを積極的に見つけていくことで、どんなことからも幸せを見出す訓練にもなっているんだと思います。

また心理学を習っている知り合いに教えて貰ったのですが、寝る前にするのが効果的なのは「ピークエンドの法則」というもので、人は最初と最後の記憶や印象に強い影響をうけるということ、その日の最後に良い一日だったと思えばその一日が良い日だったと感じ、良い気持ちで睡眠をとることができるそうです。まさに「終わり良ければ総て良し」。一日が充実した気持ちで締めくくれます。

ちなみにセリグマン博士によると、ネガティブな思考は、1日に2.5箱のたばこを吸うのと同等の健康上のリスクを生むのだそうです。

ネガティブな思考から脱却するためにも、この寝る前のTGTを試してみてはいかがでしょうか。この記事を読んだその日の夜から手軽にはじめられますよ。

 

そしてもうひとつエクササイズの紹介がありましたが、これはまた別の記事にしますね。

最後にこのイベントをご紹介くださった朝日さん、河合さん、ありがとうございます!

(三人での記念写真)

もちろん、この日の夜は、お二人とセリグマン博士にも感謝しつつ夢の中へ・・・

お読みいただきまして、ありがとうございました。

 

参考)

今回参加した講演:https://giveness-i.com/articles/readyforproject2018/

 

 


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