捨てられない心理と解決のヒント
こんにちは。仕事では「片付け部長」、プライベートでは「片付けパパ」として「思考の整理・片付け」を研究・実践している大村信夫です。
すっかり季節も変わり、寒い日が続きますね。
皆さんはもう冬物の衣類への入れ替えは完了しましたよね?
さて、衣類の入れ替の際に、不要になった服がでてきたと思いますが、皆さんは迷わず簡単に捨てることはできますか?
実際には、なかなか捨てられないという方が多いと思います。
捨てられない 3つの心理効果
モノが捨てられない心理を分析してみると3つの心理効果が働いているそうです。
選択回避の法則 :選択肢が多くなると人はモノを選べなくなる
損失回避の法則 :人は自分が損をすることを非常に恐れる
保有効果 :自分が一度所有したものに、より高い価値を感じる
その結果、起こることは「現状維持」であり、散らかった部屋はそのまま散らかったままになるのです。
出典:「片づけの心理法則」(メンタリストDaiGo)
皆さんもご自身に置き換えると、そのように思い当たる節があるのではないでしょうか?
でも、このような心理法則が働いているからモノが捨てられない、という事が分かるだけでも、気持ちが楽になるのではないでしょうか?
そもそも捨てるということは、持ち続けるという行為と反対の事であり、裏を返せばこれから持ち続けるモノを決めれば、それ以外は捨てるものになるわけです。
かといって、散らかった部屋を見渡して、いきなり自分が必要なモノを見極めようとしても、先ほどの選択回避の法則でいきなりつまづいてしまいます。
それは、自分にとって何が必要で持ち続けるものが何なのかが分からないからです。
判断する基準と言っても良いでしょう。
判断する基準を明確にするには?
では、それをわかる為にどうするか?
これから持ち続けるモノを選ぶという事は、未来を選ぶことであり、人生を選ぶことです。なので、まずは自分の人生がどうなっていたいかを明確にするのです。
そうはいっても、自分の人生がどうなっていたいかまで分からない人も多いことでしょう。
そんな方には、逆算手帳をおすすめします。私は逆算手帳・認定講師ですので、自分の人生がどうなっていたいかを明確にしていくお手伝いをいたします。
逆算手帳 http://www.gyakusan.net/
もしくは、ご自身で出来ることとしては、どんな一日を過ごしたいのか、その時はどのような部屋なのかということを具体的にイメージしてみてください。
実はこれは、プロの整理収納アドバイザーが、お客様の片付けのお手伝いをする際に必要なスキルなのです。
お客様との会話の中で、お客様がどんな生活をしたいのかを明確にイメージしてもらう。その未来の生活と、今の状況のギャップを明確にできれば、あとは必要なモノ、不要なモノ、どのような収納にするかなどを計画して実行していくのです。
人は、何かの軸(価値観)ができれば、判断をつけることができます。
ぜひ自分のありたい姿(人生や日々の暮らし)を思い描いてから、片付けを始めるのが良いと思います。
その方が結果的に早い方も多くいらっしゃいます。
お読みいただきまして、ありがとうございました。