片付けにも「PDCA」を意識しましょう!
こんにちは。仕事では「片付け部長」、プライベートでは「片付けパパ」として「思考の整理・片付け」を研究・実践している大村信夫です。
早いもので、今年も残すところあとわずか、年末の片付け、大掃除が近づいてきましたね。
さて今回は 片付けにも「PDCA」を意識しましょう! というお話です。
なぜかというと、私は「片付けはセンスではなくスキル」であると考えています。
そして「スキル」とは「理論」と「実践」によって身につけることができるのです。
これって、会社の仕事と同じではないでしょうか?
そもそもPDCAとは?
仕事の進め方で「報・連・相を徹底しろ」とか「PDCAを回せ」と言われますよね。
ご存知の方も多いと思いますが、PDCAは「Plan」「Do」「Check」「Action」の頭文字を並べた言葉です。
それぞれの意味は、
Plan:計画をする
Do:実行する
Check:評価する
Action:改善する
そしてこのPDCAは「PDCAサイクル」とも言われ、P→D→C→Aときたら、Aからまた次のPに進んでいきます。このサイクルを繰り返すことで、生産性や品質を高めることができるのです。
ここまでは皆さん、仕事では意識されているのではないでしょうか?
「片付け」にも「PDCA」!?
皆さん、片付けとは具体的には何をすることか、覚えていますか?
整理(モノの要・不要を分ける)
収納(次に使いやすい状態にする)
維持(使ったら元に戻す、増えたら減らす)
のことですね。
整理については、何度かお話させていただいたので、今回は
収納
維持
についての話になります。
収納と維持
収納:次に使いやすいように置き場所を決めること
維持:実際に使う、元に戻す
このプロセスをPDCAで捉えなおしてみましょう
P:置き場所を決める(収納)
D:実際に使う/元に戻す(維持)
C:使いやすいかを評価する
A:使いやすいように改善する
実際に収納して維持していくなかで、それを評価し、改善するプロセスを加えるのです。
実際の事例
こちらは我が家のシンクです。
洗剤やハンドソープが左側に設置されている収納スペースにあるのが確認できると思います。
こちらは私が使いやすいだろうと、置いた配置(収納)です。
あまり違和感がないですよね?
でも、我が家の今は、こうなっています。
お気づきでしょうか?
ピンクのキャップのハンドソープが、シンクの右のところに置かれています。
なにか違和感があるように見えて、これこそがPDCAの結果なのです。
実はこれは、妻と話し合って改善しました。
料理の前後や、食器を洗った後などは、妻は手をハンドソープで洗います。
ところが、蛇口の左側の収納スペースにハンドソープがあると、蛇口が邪魔になり、ハンドソープが使いにくい、というのです。
これは妻に言われて、初めて気が付きました。
どうしても私は「洗剤類は洗剤類を置くスペース」へまとめて置きたくなってしまい、最初の写真のように収納していましたが、妻にとっては、かえって不便になっていたのです。
私自身はシンクで手を洗うことが少ないので、全く気が付きませんでしたが…(実際のところ、台所に立つ機会が少ないのですね)
これを、実際に使いやすいところにハンドソープを動かしたら、全く気が付いていなかった私自身もその使いやすさを実感し、ずいぶんと手を洗うのが楽になりました。まさにこれがPDCAですね。
片付けには100点満点の正解はありません。
実際に使ってみて、もっと使いやすいように改善することを「PDCA」として意識していくと良いかと思います。
本当に些細なことでもよいので、ぜひご家庭でも、日々の生活にPDCAの視点を取り入れてみることをおススメします。
お読みいただきまして、ありがとうございました。