「強み」を見つけて活かすこと
仕事では「片付け部長」、プライベートでは「片付けパパ」として「思考の整理・片付け」を研究・実践している大村信夫です。
先日、自分の強みを確認するために「ストレングスファインダー」というテストを受けました。
皆さんは「ストレングスファインダー」をご存知ですか?
ストレングスファインダーとは?
「ストレングスファインダー」とは、米国ギャラップ社が開発した強み発見ツールのことです。約200万人を調査し、ある人が成果を出している時に、どのような才能が使われているのかをまとめました。その結果、5000個以上のキーワードが出てきましたが、それらをクラスター化(似た者同士で集める)ことで34の資質に分類します。
そしてWeb上で100以上の質問に回答することによって、その人が持つ資質トップ5が分かるというものです。
ちなみに言葉の定義としては
資質:強みの素
才能:意識しなくても繰り返し表れる行動・思考・感情パターン(傾向性)
強み:高い成果を生み出し続けられる能力
とされています。
この記事は私が参加している朝活で講師として登壇された
ギャラップ認定ストレングスコーチ
「本当の仕事」ワークショップ認定リーダー
橋本かおりさん
SA・KURA企画事務所
https://sa-kura.jp
から教わった内容をベースにしています。
とても分かりやすい内容でしたので、ご興味あればぜひご相談されることをおススメします!
34の資質
さて、34個の資質はこちらとなります。
この資質そのものには、良いも悪いもなく、すべてが素晴らしい資質なのです。
○実行力の資質
達成欲
アレンジ
信念
公平性
慎重さ
規律性
目標志向
責任感
回復志向
○影響力の資質
活発性
指令性
コミュニケーション
競争性
最上志向
自己確信
自我
社交性
○人間関係構築力の資質
適応性
運命思考
成長促進
共感性
調和性
包含
個別化
ポジティブ
親密性
○戦略的思考力の資質
分析思考
原点思考
未来志向
着想
収集心
内省
学習欲
戦略性
ちなみに、私がストレングスファインダーで診断された資質TOP5は
1.ポジティブ
2.最上志向
3.成長促進
4.運命思考
5.社交性
でした。
私自身は合っていると思いますが、皆さんからみてもそのように感じられますかね(笑)
そもそも強みを活かすことの意義とは?
私たちは今までの人生で、弱みの改善は家庭や学校教育などでやってきました。
しかしそれは欠点を平均レベルまで引き上げることばかりで、個人の強みを見つけて伸ばす教育はあまりされてきませんでした。
ギャラップ社の調査では、強みを活かしている人は、そうでない人と比べて、
・仕事へのエンゲージ度(積極的に取組む確率)が6倍高い
・チームでの生産性(人材の適材適所)が12.5%高い
などの成果が出ています。
自分の強みを確認し、強みを活かす環境づくりや、強みを活用することでモチベーションアップやパフォーマンスアップが期待されます。
以上が橋本さんから教えていただいたことです。
実際のワークも踏まえて90分でしたが、腑に落ちることが多く、すぐにでも職場や家庭で意識して実践できることばかりでした。
ドラッカーも唱える「強み」
さて資質とは「強みの素」であり、例えるならダイアモンドの原石です。
なので、強みを伸ばす・発揮するためには、学習や経験などを通じて磨く必要があるということを忘れてはいけません。
GE社の最高経営責任者で「伝説の経営者」と言われたジャック・ウェルチが引退の時
リーダーとして開発すべき能力とは「自己認識能力」であると言っていました。
「自己認識能力」とは、自分の内面・資質を知る事です。
ドラッカーも強みについて多く語っています。
「何事かを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、到底できない。誰でも自らの強みについてはよく分かっている。だが、たいていは間違っている。わかっているのはせいぜい弱みである。それさえ間違っていることが多い。」
「強みのみが成果を生む。弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである。しかも弱みをなくしたからといって何も生まれはしない。強みを生かすことにエネルギーを費やさなくてはならない。」
私も、自分の資質が低いところは皆さんに助けていただき、逆に自分の資質が高く、強みといえるところで皆さんのお役に立ちたいと思います。
皆さんも自分自身の強みを棚卸してみてはいかがでしょうか?
新たな強みを見つけることができるかも知れません。
なお、ストレングスファインダーを受けてみたい方は、アクセスコード付きの書籍を購入して診断を受ける方法があります。(なので中古の書籍は買ってはダメですよ)
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」
書店やAmazonなどでご購入ください。
お読みいただきまして、ありがとうございました。